3番診察室、内科外来始めました

小口 猛

20132月から木曜日午後の外来を一室担当することになりました。内科全般を診察することになっていくと思いますが、専攻は循環器です。

19893月に信州大学医学部を卒業し、信州大学第二内科に入局。以後、国立松本病院、相沢病院、飯山赤十字病院などいくつかの病院勤務を経た後、20037月より若槻団地で開業している父親の元へ戻り、父と共に地元を盛り上げるべく、小口医院での診療に従事しております。この度、御縁がありまして東口病院のお手伝いもさせていただくことになりました。小口医院と二足のわらじですが、どちらも精一杯地域医療に取り組むつもりでおります。

雲をも掴むほど遥か遠い所に、自分の目指すべき旗を立て、医師になってからずっと走ってきました。この先自分と関わった人達の幸せを守りたい、幸せとは自然に笑顔が浮かぶこと、笑顔で過ごせる時間をたくさん抱えて、出来れば困難の只中にあってさえ、ちょっとした事を思い出して、思わずクスッと笑ってしまうような人生であって欲しい、といった表現になるでしょうか・・・。そのためのツールとして循環器内科を中心に勉強しました。循環器といえば救急の現場が最たる活躍の場であります。秒単位、分単位で結果が反映される事も多く、データーを基に一刻も早く状況判断、方針決定が要求されます。情報の解析こそが運命を分ける、まずは何より必要な検査を決める事、良質なデーターを揃える事、必死で活躍した行為には確かな手応えがありました。残念ながら全てが良い結果につながるとは限りませんでしたが、自分が習得した知識や技術が「患者さんや御家族の方の幸せを守る役にきっと立っているだろう」と思える事がただただ嬉しく、夢中で戦ってきました。しかしなぜか心は満たされません。まだ何か足りません。帰郷を機に出発点に立ち返ろうと思いました。

それからしばらく、開業医としての父の姿を間近で見ていて、検査データーをたくさん散りばめて診療に当たり、神妙な顔で聞いて下さっている私の外来の患者さんに比べ、父の診察室では患者さんが明るい、自然な笑顔で嬉しそうに話をしている姿を見て衝撃を受けました。父の前ではなぜか肩の力が抜け、安心感を漂わせる患者さん。皆が皆、問題解決した方ばかりではないのに・・・。来院される方は心身や環境に問題を抱えている訳ですが、適切な診断や治療を決める事は当然医師が求められる単に基本であって、患者さんや御家族の方が求めている事はむしろそれ以外の部分のほうがかなり大きいように思われました。そしてそこにこそ私の求めていた答えがありそうでした。

 以来10年近く、父に学び、自分もあの風景の中にありたいと志しました。今目指すべくは明るく生き生きとした自分の言葉、うっとうしい雨は恵みの雨と言状況を開口一番否定するのでなくまずは素直に肯定する態度、そのすべてが自然で勢いよい換え、出くわしたく、いかなる病態で見えた方であれ、思わずつられて楽しくなり、自分からとうとうとしゃべり出し、貴重な情報を含むたくさんの情報を置いて、替わりに笑顔で診察室を後にする、そんな診察室でありたく思っております。笑顔は自分も他人も朗らかにし、免疫さえ高めるものなのであります。そんな優れた武器を私の外来から持ち帰っていただいたらこんなうれしいことはありません。私の診察室が患者さん、御家族の方の生きる勇気となればと願い、誠心誠意、務めさせていただきます。これから宜しくお願い致します。

受付では毎月一度、保険証の提示をお願いしております。

また、保険証番号・住所・電話番号等が変わった場合にも、随時受付職員までお知らせください。

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